- 2008年10月31日 16:19
- Ramsar:ラムサール条約
ラムサールCOP10が始まって4日目。すでに折り返し点に来てしまいました。
遅くなりましたがラムサール会場のようすを写真でレポートします。
日本のNGOの定宿となったチョンニャン郡プゴク温泉のハンサンホテル。
このホテルには大浴場もあるんだけど、夜は10時まで。いつも帰ってくるのが遅いのでまだ入ってません。トホホホ。
ホテルから会場まではシャトルバスで移動します。だいたい50〜60分くらい。といっても、高速道路をすんごい勢いで飛ばすんですが。
最初の受付。事前登録者と当日登録者(団体登録してあって、個人登録がまだの場合)などに分かれています。ほかに「1 DAY PASS」もあって、こちらは一般入場者。展示ブースには入れるけど、会議場へは入れません(たぶん)。
受け付け風景。パスポートとパソコンのデータと照らし合わせて、すでに印刷してあるIDカードを探し出す。日本のNGOが団体で到着したので、ちょっとパニクり気味。
これがIDカード。CBD/COP9と違って写真もバーコードもありません。セキュリティーはさほど厳しくなくて、大統領が参加したオープニングセレモニー以外では、ボディーチェックもなし。でもそれぞれの部屋の入り口には係員が何人も立っていて、このIDを目で確認しているようだ。
登録時にもらえるセット。ショルダーバッグの中には登録者ガイドブックやノートのほか、マグカップ、ハンカチ、鉛筆などのお土産も。うれしいのはUSBメモリー。なんと1GB。会期中も使えて便利。
会場に着いてから大慌てで展示の準備をする日本のNGOたち。本当は前日の夜までに搬入する必要があるんだけど、NGO会議や移動でできず、やもなく当日の朝に展示するという掟破りを。すでにお客さんがチラホラ来場してます。
文書配布コーナー。修正された決議案などが山積みになっている。
1日の日程は本会議(午前)10:00〜13:00、13:15〜14:15サイドイベント、15:00〜18:00本会議(午後)、18:00〜19:30サイドイベント。これに全部参加していると体がもたない(笑)
写真右がサイドイベントのプログラムで、変更があると上から紙を貼って修正する。
会場のあちこちにこうした冷蔵庫があってペットボトルの水がフリー。「1人1日1本までにしてね」って貼り紙がしてある。飲料水の製造には「湿原の保全」は欠かせないとあって、各社が提供しているようだ。
チャンウォンのコンベンションセンターを利用した会場内には、常設のコンビニもある。
ケータイ電話のレンタルカウンター。
展示ブースにはカフェテリアも。写真は初日の朝なのでがらがらだけど、会議が終わると書類を抱えた参加者でいっぱいになる。コーヒー1杯1,000W。ちなみに本会議場へ行くと、フリーのコーヒーサーバーもある。
カフェテリアの一角にコンピューターコーナーが。別室にメディアルームもあって、そこにもPCが置かれている。また会場内は無線ランがイキているので、ノートPCでネット接続もできる。
コピーコーナー。プリペイドのコピーカードは3,000W/30枚。パソコンからのプリントアウトは20W/枚。
ところで、会議やイベントの準備をしていると"ロジ"って言葉をよく耳にする。ロジとはロジスティックの略で、「今回、ロジはどこが担当したの?」とか「ボク、ロジ担当しながら自分の発表もしなくちゃいけなくて、もうヘロヘロ」などと使う。
logisticの意味をネットなどで調べると「物流」などという意味がヒットしたりするが、ここでは「兵站(へいたん)」という意味の方が近いのだと思う。つまり、軍隊が前線をのばしていくときに、弾薬や食糧の補給とかテントの確保とか輸送手段の確保とかを手配する担当のこと。開催前からあれこれ準備して、開会当日は徹夜明け、なんてことも少なくない。リスクマネジメントを含めた緻密なシミュレーションが必要だし、チェック表を1つひとつ塗りつぶしていくような正確さと、思わぬアクシデント(予定していたものが届いてないとか、急に何かがぶっ壊れたとか)にも臨機応変に対応できる柔軟さが求められる。だけどみんなの前でかっこいい発言をしたりヒーローになることは決してないし、どこか不具合があると非難される損な役回りである。でも、たとえ一度でもロジを経験したことがある者は(それがどんな小さな会議であっても)ロジの大変さがわかるから、会議が無事に終了するとロジ担当者に心からの賛辞を送るに違いない。
(原野スキマサ)