- 2008年12月21日 03:27
- CBD/COP10に向けて | JFB:生物多様性フォーラム
生物多様性COP10とNGOの役割 ── なごや環境大学「2010年 名古屋でこんな会議がひらかれる!」第3回
今回のテーマは国際会議におけるはNGOの役割ということで、生物多様性COP9やラムサールCOP10に参加された今村さんから、開催地のNGOの活動などが紹介されました。
開催地のNGOは、NGOのミーティングの場作りや国内のNGOの調整、サイドイベントの開催など、会議に関するさまざまな活動を行っていたそうです。また、一般の人びとに"生物多様性"を伝えていく活動も行っていたそうです。他にも、世界各地から来るNGOの宿泊のコーディネイトなども開催地のNGOの役割とのことでした。
これらをもとに、CBD/COP10の開催前、開催中、開催後にNGOはどんな活動をしていけばよいのかグループワークを行いました。NGOに入って活動している人や、そうでない人というように参加者の状況はさまざまでしたが、それぞれのグループでいろんな意見が出ていました。
私達のグループでは、アンケート調査や生物多様性カフェ、駅など公共の場での紹介など、一般の人びとに生物多様性をPRしていくことが開催前の活動として挙げられました。
開催中の活動としては途上国からの参加者をホームステイとして受け入れることで、宿泊費の負担を軽減させると同時に文化交流や美味しいものの紹介など日本について伝えていく活動や、児童労働の問題について考えるなど生物多様性条約に関する活動、次期開催地のNGOとの意見交換などが挙げられました。
開催後には「まだ終わってないぞ」キャンペーンを行い、多くの人に生物多様性を意識付けていく活動などを通じて"生物多様性パンデミック"を引き起こすことができればいいなどという意見が挙げられました。
他のグループでもPRに関する活動やNGO同士の交流に関する活動などの意見が出ており、とても参考になりました。
印象的だったのは行政、企業、NGOなどでオールジャパン体制を作るというものでした。日本全体が同じ方向に向かって活動していけばとても大きな力になると思います。
また、今村さんが所属している「NPO表浜ネットワーク」の活動も紹介されました。表浜海岸にはアカウミガメが産卵に来るそうです。しかし、消波ブロックのせいでアカウミガメが産卵の場を失ったり、他にも温暖化の影響によるものか孵化が早まったりといろんな問題が起きているそうです。
表浜ネットワークでは、この表浜海岸を守るための活動をしているとのことでした。市民やサーファーの方と一緒に行った清掃活動やアカウミガメの産卵のために砂を維持する活動(堆砂垣つくり)などが紹介され、多くの方が海岸を大切にしていることが伝わってきました。
豊橋市では、アカウミガメの産卵のために消波ブロックの一部を取り除いたそうです。みんなが声を出していくことが大切とのことでした。個々の力は小さいかもしれませんが、みんなが気付き、活動していくことで大きな力になる見本だと思いました。
今回の講義で、生物多様性についてPRしていくことがとても大切だと改めて思いました。私も友人など周囲の人達をはじめ、多くの人に伝えていこうと思います。
(なつ)