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CBD市民ネット設立総会の議事録が公開

2009年1月25日に開催された「生物多様性条約市民ネットワーク(CBD市民ネット)」設立総会の議事録が公開されたので転載する。
○議事録PDF CBD市民ネット設立総会_議事録_final.pdf

当日配付資料
○式次第 CBDnet_090125prog02.pdf
○資料「経緯と趣旨」 BCD市民ネット_経緯と趣旨.pdf
○趣意書(案) CBD市民ネット_趣意書_準備会案.pdf
○会則(案) CBD市民ネット_会則_準備会案.pdf
○事業計画(案) BCD市民ネット_09年度事業計画案.pdf
○予算(案) CBD市民ネット_2009年度予算案.pdf 

*****(引用ここから)***********
生物多様性条約市民ネットワーク 設立総会 議事録

2009年1月25日(日)午後1時〜午後3時45分
於:名古屋都市センター大研修室
(名古屋市中区金山町1-1-1 南金山ビル 11階)


1)開会あいさつ

司会:
皆様、本日はお忙しい中「生物多様性条約市民ネットワーク設立総会」にお越しいただき、誠にありがとうございます。本日司会を務めさせていただきます生物多様性フォーラムの伊藤綾花(いとう・あやか)と申します。どうぞよろしくお願いします。それでは、設立準備会を代表しまして、WWFジャパンの草刈秀紀(くさかり・ひでのり)より、皆様にご挨拶申し上げます。

草刈:
こんにちは、WWFジャパンの草刈です。生物多様性条約締約国会議が日本で開催されることが決定されて、決定される前から様々な団体が、この会議をなんとか成功に導こうということで動いて参りました。このような大きな流れの中で、主に関東のNGOと中部のNGOが活発な動きをしていました。そこで、ともに手を取り合って、ひとつの団体として2010年の成功に向けて進んでいきたいということで、昨年から議論してきました。その結果、様々な議論もございましたが、ひとつの組織でまとまるということになりました。今回はその結果を、みなさんに見て頂いて、できればみなさんに賛同して頂いて、ここからスタートとしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

2010年の10月からホスト国としてスタートするわけですから、2012年まで我々市民がそのミッションを背負って、成功に向けて走っていかなければいけないと思います。まだまだ長い道のりですが末長いお付き合いをしていただければと思います。今日はみなさん遠路はるばるありがとうございます。よろしくお願いします。

2)来賓あいさつ

環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性地球戦略企画室 室長 徳丸久衛(とくまる・ひさえ)さん:
みなさんこんにちは。環境省の生物多様性地球戦略企画室の徳丸と申します。
今日はこの生物多様性条約市民ネットワークの設立総会にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。

COP10まであと631日だったかと思いますが、MOP5だともうちょっと早くなると思います。年末までは、再来年の会議だということで、わりとのんびりした気分でいたところもありますが、年が明けると急になんか切迫を感じるようになって、寝付きも悪くなり、朝も早くから目覚めてしまう状況になっておりますが(笑)、考えてみますと2010年度に政府が使うお金はもう今年の夏に要望しないといけませんので、予算的なことは数か月のうちに議論が始まって、決まってしまうという状況でございます。2010年以降の目標設定にしましても、遺伝子資源の扱いにつきましても、来年の10月に突然「こうしましょう」ということではなくて、おそらくもう今年中くらいには、だいたいこういう方向進んでいきましょうということで、事務局の案に含め、各国の了解を取り付けていかなければなりませんので。もう今年のうちには、少なくとも何をするのかぐらいは決めて、下準備をして発進しないといけない。全然余裕がない状況にあるのは確かにそうだと思っております。

行政としても皆さんと一緒に、なるべく早くどうやって進めていくか話し合いをしなければならないと思っているなかで、こうしてNGOの方をはじめとする多様な人々が、ひとつの枠組みをつくっていただけるというのは、大変意義深いことでございますし、私としても歓迎をしたいと思います。これからCOP10に向けて、その先のこともあるとは思いますが、まずは、COP10に向けて、いくつかの大きな議題に向けて、どう日本が対処していくのか、また日本から何か世界に発信できることがあるのかどうか。一緒に話し合いをしながら、1つでも2つでも成果が出ていければと願っております。

世界はいま、相変わらず貧困の局地で暮らしている方がたくさんおりますし、豊かな国も金融危機で大騒ぎをしております。また、小さないさかい、大きないさかいが民族間や国の中でおこっております。この様な地球規模の課題にどう対応していくのか、私にはよくわかりませんけれども、少なくとも自然に携わる者としましては、地球の生態系の保全になにかひとつでも光明がみいだせればと思っております。最後になりましたが、無事この市民ネットワーク設立されまして、みなさまそれぞれの団体が、より一層発展されることを願って、私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございます。


中部地方環境事務所 統括自然保護企画官 常冨豊(つねとみ・ゆたか)さん:
ご紹介頂きました、環境省中部地方環境事務所で統括自然保護企画官をしております常冨と申します。今日は所長の代理でご挨拶させていただきたいと思います。

まずは生物多様性市民ネットワークの設立おめでとうございます。また、今日この総会にお招き頂きましてありがとうございました。生物多様性につきましては、昨年、愛知県の調査がございまして、愛知県内におきましても生物多様性保全ですとか、COP10に関する知名度や認識がまだまだであるということが示されてしまったという状況にございます。また我々管轄に、例えば白山の国立公園、伊勢志摩の国立公園という2つの国立公園を持っておりますけれども、岐阜・石川あるいは三重というようなところ、名古屋からちょっと離れたところにいきますと、格段に認識や知名度は落ちてしまうというのが現状かなと思います。実際問題として白山国立公園、伊勢志摩国立公園に行ってCOP10の話をすると「なんですかそれ?」という反応になってしまうのが現実でございます。

こうした中、我々中部地方環境事務所と致しましても、我々の役割はご承知のように事業官庁よりも調整官庁でございますので、人と人とのネットワークをつくること、これを基本にやってきておるところでございますけれども、今回この市民ネットワークが設立されたことに伴いまして、これからますますNGO・NPOの方々と手を取り合いながら、生物多様性保全に関する輪をひろげていきたいと思っているところでございます。

実は、1月21日の水曜日でございますが、東海農政局さんにご招待をいただきまして、生物多様性保全についてちょっと話をしてくれというお話がありました。そのときはですね、中部地方の生物多様性ってなぜこんなに豊かなのかということを話させていただきました。中部地方、日本の中でも結節点ということでお話をしたんですが、西日本と東日本、東海要素があり、太平洋側の要素、日本海側の要素が入り混じった形になっております。私もともと植物が専門だったわけですけれども、非常に生物多様性豊かでおもしろい自然を抱えた地域だということを皆様もご存知だと思います。

こうした中部地方の特質をアピールしつつ、それだけではなくて日本全体の取り組みとして、また世界全体の取り組みとして、市民の立場から、また我々としては環境省の役人という立場から含めて、いろいろな情報を発信して参りたいと思います。ぜひお互いに手を取り合って協力してこれからも、進んでまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。これからますますそういった意味では、このネットワークの発展を願いまして、私の挨拶と致したいと思います。これから先ぜひよろしくお願い致します。どうもありがとうございます。

生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会 事務局長 小林寛司(こばやし・ひろし)さん:
ただいまご紹介頂きました、COP10支援実行委員会の小林でございます。
この度は生物多様性条約市民ネットワークの設立、誠におめでとうございます。このネットワークを設立されるにあたりまして、昨年秋頃から地元のNGOの方々をはじめとした全国のNGOの方々が非常な議論を重ねられ、このネットワークを設立されたという風に、私も伺っております。そうした皆さま方の努力に対して、深く敬意を表するところでございます。

本日検討されます設立趣意書にもございますように、生物多様性条約の目的を達成するためには、全世界規模でいろんな市民が議論をし、協力することが大変重要になろうかと私自身も強く感じております。そうした意味で、今日ここにお集りの皆様方がそれぞれの経験や知見を持ち寄って、一緒になって行動していこうとお考えになられたことについては、私自身は非常に心強く頼もしく感じておるところでございます。

私ども生物多様性COP10支援実行員会は、昨年9月に愛知県の神田知事を会長に設立をされたところでございます。現在の活動を簡単にご紹介しますと、環境省の皆さま、外務省、条約事務局の皆さま方と調整をとりながら、COP10の会議をどのように進めていくか、ということについての検討が一つの柱でございます。そしてもう一つの柱は、せっかく日本で、愛知・名古屋でCOP10を開催するわけですから、それをきっかけにいろんな市民の方々、あるいはNGOの方々の活動の成果、取組の状況などを世界に発信できるような場をつくりたいと考えております。そうした関連事業をどのように進めていくのかという計画づくりをしておるところでございます。いずれに致しましても、2010年10月にCOP10が開催されるわけですけれども、このCOP10を一過性のものとすることなく、私たち市民一人ひとりが自らの暮らしを考え、身近な生物をまもる、そういった視点でライフスタイルを変える一つのきっかけとなるようなものにしていきたいと考えております。こういう目的を深く考えますと、みなさま方のこうした集まりは、非常に大きな力になるものであろうと考えております。そうした意味で、私ども支援実行委員会とともに手を携えていただいてCOP10を成功させていきたいと強く考えておりますので、今後ともぜひご協力をよろしくお願い致します。本日は本当におめでとうございました。


3)議長団選出

原野:
設立準備会の原野です。写真の撮影に関して不都合だという方がいればお手をお挙げください。よろしゅうございますか。議事を始めるにあたりまして、議長団を選出したいと思います。どなたか議長に立候補される方はいらっしゃいますか?立候補がないようですので、準備会の方から、WWFジャパンの草刈さんと生物多様性フォーラムの近藤さんを推薦したいと思います。よろしいでしょうか?
(拍手)
ありがとうございます。


4)議事録署名人選出

草刈:
WWFジャパンの草刈です。改めましてよろしくお願いします。

近藤朗(こんどう・あきら):
この地域からの代表で、生物多様性フォーラムの近藤です。よろしくお願いします。

草刈:
お手元の資料をご覧ください。この議事進行次第に従いまして、進めてまいりたいと思います。
まず、議事録署名人の承認をしたいと思います。どなたかいらっしゃいますか?よろしければ事務局の方から、川合千代子さん、花輪伸一さん、この二名の方を議事録署名人とします。よろしくお願いします。事務局から林雄太さんがパソコンで議事録をとりますのでよろしくお願いします。


5)設立経緯および設立趣旨について

草刈:
最初に設立準備会の紹介をしたいと思います。準備会の定義ですが、「ゆるぎない意志で、CBDそのもの、COP10そのものをどう良いものにするのか、それに対して日本のNGOがどう取り組むか」、そのような意志を持って議論してまいりました。それをこれからご紹介します。

道家:
財団法人日本自然保護協会の道家哲平(どうけ・てっぺい)と申します。

(略)
※別紙「経緯と趣旨」参照
※CBDジョグラフ事務局長からのビデオメッセージあり


6)趣意書(案)について

近藤:
続いて、設立趣意書(案)の説明に移りたいと思います。説明は伊勢・三河湾流域ネットワークの高山進(たかやま・すすむ)さんよりお願いします。

高山
高山です。私、伊勢・三河湾流域ネットワークの共同代表及び中部ESD協議会の運営委員もやっております。それでは、趣意書案を説明させていただきます。

(略)※趣意書(案)の読み上げ

<事務局提案の変更点>
・目的の最初に「『地球に生きる生命(いのち)の条約』である」を加える


7)会則(案)について

吉田正人(よしだ・まさひと):
日本自然保護協会の理事で、IUCN日本委員会の会長も務めております。会則案を説明致します。

(略)※会則(案)の読み上げ

<事務局提案の変更点>
・第2条:下線空欄部は「名古屋市内」とする。
※法人であれば、正式な住所を書かなければならないが、法人ではないので名古屋市内とする。
・第11条2:「3分の2以上」を「6分の1以上」に変更
・第12条2:「2分の1以上」を「6分の1以上」に変更

<補足説明>
・第5条:2010年10月にはCOP10は終わるが、報告書などの関係があり、2010年度内とした。
・第7条:一般的には年会費とするが、CBD市民ネットは活動期間が2年の団体であり、1年後にまた会費の徴収を行うのは手間がかかるので、ここでは2年分一括して2万円とした。
・附則:第9条で会員の中から選出するとあるが、現在誰も会員ではないので、設立時に関しては附則のようにした。運営委員の追加はあとでできる。


8)趣意書・会則についての意見交換と承認

■趣意書
<市民社会の定義>
・脚注「などを含む」の部分の「など」とは何を想定しているのか?
  →「など」は締約国会議の正式メンバーである日本政府以外のすべての団体を想定しています。各種の組合、町内会なども含めて考えています。地方自治体も団体として認めます。あらゆる団体が含まれているので「など」としました。


<用語>
・生物多様性条約に関する表現を、よりわかりやすく、また日本の国内法や現実の活動に即した適切な用語にすべき。「外来種」を「外来生物」とする、「遺伝資源から生ずる」を「遺伝資源から得られる」とするなど。
  →事務局がIUCN日本委員会資料などを参考に修正します。

・前文「この条約は特に市民社会の参画を重視しており」という文章が入っていますが、今日ここにおみえになっているのかわからないが、市民社会というと健常者・障がい者を含めてほとんどの人が参画をしないといけないと思う。それに値する方々が、お見えになっていた場合に備えて、事務局の方はどのような配慮をされているのか?例えば、手話通訳を用意されているのかとか。そのような配慮をぜひお願いしたい。
  →貴重なご意見として承り今後の参考にします。

<活動の自主性>
・活動の基本原則に「一つの連携組織としてまとまることの重要性を認識し、合意形成に努める」とあるが、これは大きく2つの解釈ができると思う。ひとつは、一つの組織として一元的に指令するという形で、もうひとつは、単なる連絡組織という形である。ただし、前者だと運営委員がすべてを決定することとなりパンクするだろう。後者では、個人や各団体の自立性を尊重して、運営委員は条件整理などのみを行うことになるだろう。どちらなのかイメージを教えてもらいたい。
  →後者です。一つの連携組織としてまとまるというのは、CBDに向けて複数の市民団体ができてしまい相競い合うとか分裂することは避けたいので、ひとつの組織として対応していこうという趣旨です。

・自らは行動しないのに「このようにあるべき」という主張のみをする会員の発言に振り回される組織ではないですよね?そういうのを受け入れる団体ではないということを確認したい。
  →おっしゃる通りです。13条に作業部会の規定があるので、やりたいことがある会員は、作業部会の中で検討して提案して実現して頂ければよいと思います。
各自の自発的な活動課題は大事にします。似たような作業部会があることに運営委員が気づけば、お互いを紹介などすることはあると思います。


■会則

<団体の定義>
・団体とはどういうものを想定しているのか?そこらで適当に集まる会費もとっていないような団体でも良いのか?総会を定期的に開いている団体に限るのか?
  →入会の時点では緩く考えています。除名規定があるので、もし問題があれば様子をみながら規定を用いて対処していこうと思っています。
会則については、最低限の運営ができるものにしないといけないので、しっかりとした規則をつくることは重要です。しかし、細かいことを言い出せばきりがなく、ぎちぎちになってしまい、大変です。現状案は、その中間ぐらいの厳しさと準備会では思っています。会員の部分についても、あまり細かいことまでは決めておらず、2人以上の集まりなら団体と考えます。反社会的な行動や暴力的な活動をする団体とは一緒にやっていけませんので、除名規定の対象にもなりますが、それ以外であれば、幅広く受け止めていこうと考えています。

・団体の説明は、国および行政団体以外とあった。市町村は含まれないということになるが、市町村と連携していくことは大切なことではないか?
  →締約国会議の正式メンバーは政府となっています。それ以外は、認めて良いと思います。すなわち市町村などの地方自治体は団体と認めます。

<運営委員の構成>
・運営委員は、会員である団体からひとりずつ選ぶのか、特定の団体から何名も選ばれ得るのか?趣意書の基本原則にある「お互いに対等」という文言とどのように整合性をとるのか?
  →同じ団体から何人もというのは問題だと思うので、偏らないようにしようと思っています。ただし、同じ団体から複数名選びたいこともあると思うので、その場合は常識の範囲内で対処します。運営委員は、会員から選任されることとなっているので、正会員のみから選任されるのではありません。サポーター会員の個人が推薦されることもあります。

<運営委員会での意思決定方法>
・第11条4によると、運営委員の3分の1以上の出席で運営委員会が成立し、出席者の過半数で決するとあるが、運営委員が最大の30人いるとしても、この中の5、6人で運営委員会として重要な事項を決めていけるという話になる。これは問題があるのではないか。NPOが大変なのはわかる。なかなかメンバーが集まらなくて、ギリギリの人数で決めざるを得ない状態もあるだろうが。正直なところを言って頂きたい。
  →確かに、5名でも決まってしまうこともあるかもしれません。本来であれば半数の出席をもって成立し、過半数で決定するのが良いと思うが、そこまでやってしまうとなかなか成立できない可能性があるので、このようにしました。運営委員会には名古屋・東京の両方が参加するので、どうしても出られない場合には、なるべくメールで事前に意見は聞く形をとって、少数で決めてしまうことがないようにしていきます。また運営委員会の開催日は、日程調整ソフトなどを使って、最も多くのメンバーが集まれる日とするなどしていきます。

<会費>
・会費に関して、この会則案だとCOP10直前やCOP10の期間中にこのネットワークに加入したいという団体にも同じ2万円という会費となる。変更を認めるのであれば、金額を会則に書いてしまうと金額の変更は総会でのみ可能となってしまい、大変になってしまうので、「会費については別に定める」などとしてはどうか?
  →期間が決まっているものなので、途中からの加入だとしても、同じ金額と考えています。変更するには手間もかかるので変更は行いません。

・サポーター会員が途中から正会員になりたい場合には、差額を払えば良いのか?
  →そのように考えています。

<活動期間>
・本来ならば2012年のCOP11の前までは日本が議長国なのに、なぜ活動期間が2011年までなのか?COP10で決められたことがどのように政府によって実行されていくのか、あるいは解決しなかったことについて、このネットワークはどの様に扱うのか?
  →ごもっともと思いますが、2010年から、新たに活動し始める団体などがずいぶん増え、NPO・NGOの様相が変わってくると予測されます。2011年以降も活動を続けることは念頭においてはいるが、一度この会を締めた上で、もう一度その時点で集まったメンバーで新しい枠組みについて考えるのが良いと考えています。

<会員の種類と意思決定への参加>
・議決権を持つ正会員は、なぜ団体しかなり得ないのか?議決権を行使する際に、団体としての意見を代表といった個人がその場で決定することが難しいといった種類の団体も多いのではないか?それは総会の招集を求める際にも同じことが言えるのではないか?
  →まず、現在の正会員というのはもともと、運営に携わる会員ということで「運営会員」と呼ぼうとした。しかし、それでは「運営委員」と混乱するので正会員とした。つまり、正会員は議決権をもってCBD市民ネットワークの運営に責任を持って参加したい会員という位置づけである。それに対して、組織を代表して参加はできないが、個人的に関わりたいという人のためにサポーター会員を設けた。招集に関しては、正会員である団体の中で意思決定をして、総会に出る代表の方が、共同代表に対して6分の1以上の会員が提案を出せば開くという想定である。
その場で団体としての意思を出せないので、持ちかえらなければいけないという懸念があるかもしれないが、ふつう議案は事前に会員に公開するので、事前に団体内で議論をしてから総会に意見を持ってきて頂ければと思う。

・会則における団体と個人の問題は、会全体の性格を形作る重要な問題である。現状案は団体中心でやっていこうというもの。私はどちらでも構わないが、団体としては参加できないという方もいるかもしれない。多様性を大事にすることがベースになるべきだと思うが、現状案では団体中心で個人はオミットするということになりかねないので、個人的に危惧している。今日参加されたみなさんが宜しければ良いのだが、非常に大事なポイントになるだろうと思う。みなさんのご意見があれば聞きたい。
  →もともと、NGO間のネットワークをイメージして準備していました。その後、幅広い参加も含めていこうということとなりました。個人の正会員ということも検討しましたが、入会の際に、どういった方だったらこの趣旨にあっているかということは、団体だと使命との照合で判断できるが、個人に関しては判断できません。よって、正会員は団体のみとしました。逆に、少数でぜひやりたいという方は、排除するということではなく、例えば、メンバーが2人だけでも良いからグループ名を名乗って頂ければ、それは団体ということと認めて、正会員にしてもいいのではないかという話になりました。

・ネットワーク団体が加入を検討する場合に、ネットワーク団体として加入するのか、ネットワークに加入している団体がそれぞれ加入するのか、あるいは両方加入してよいのか、考えうるが、どちらで行くのか。
  →それぞれの団体で議論して頂ければと思います。

・NPOといいながら、行政組織から補助を受けている場合はどうするのか?
  →補助を受けているかどうかは関係なく会員の対象となると考えています。

<作業部会>
・作業部会での意思決定の方法は?
  →作業部会のことは、細かくは決めませんでした。それぞれの作業部会で性格が様々であると思われますので、作業部会ごとに意思決定方法を決めて頂ければと考えています。

<その他>
・予算書に関して、事務局の経費はあるが、運営委員の旅費などはどうするのか?加盟した団体負担か?
  →運営委員の旅費は自己負担では厳しいので、収入が得られた場合には、市民ネットの予算から出していきたいと思います。

・活動にあたっての基本原則で、「本会は、十分な公開性と透明性を保障する民主的な運営に努め、お互いに対等な構成員ができるだけ合意できる意思決定プロセスを追求する。」とある。すばらしいと思う。いろいろ細かいことが出てくると思うが、この精神に則ってやっていただければ十分じゃないかと思う。

草刈:
明らかに直すべきところは修正いたしますので、その上で、趣意書と会則について合意できればと思います。拍手で合意していただければと思います。
(拍手)
十分、過半数の方々が拍手していただけたようです。ありがとうございました。


9)共同代表の選任について

草刈:
準備会から共同代表の案を提示することとなっています。関東の方から吉田正人さんを推薦します。

近藤:
愛知の方から高山進さんを推薦します。いかがでしょうか?
(拍手)
ありがとうございます。みなさんの多くの拍手でお二人が共同代表に選任されました。

10)運営委員の選任について

草刈:
運営委員についても、準備会からこのように提案しています。これまで責任を持って準備してきた、準備会のメンバーを最初のスタートメンバーとしたいと思いますいかがでしょうか?よろしいでしょうか?
安在尚人((株)グッドニュース・ジャパン)
伊藤昌尚(日本湿地ネットワーク)
伊藤よしの(ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク)
開発法子(日本自然保護協会)
草刈秀紀(世界自然保護基金ジャパン)
倉澤七生(イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク)
古南幸弘(日本野鳥の会)
辻淳夫(日本湿地ネットワーク/藤前干潟を守る会)
道家哲平(日本自然保護協会)
林雄太(東京農工大学)
原野スキマサ(生物多様性フォーラム)
日比保史(コンサベーション・インターナショナル)
星野智子(環境パートナーシップ会議:EPC)
山下洋(生物多様性フォーラム)
(拍手)
ありがとうございます。

近藤:
監事としましては、川合千代子さんと岡本明子さんを推薦します。よろしいでしょうか?
(拍手)
ありがとうございます。

原野:
顧問については、国連大学元副学長の武者小路公秀先生に依頼したいと思っています。前向きにご検討頂いているので、ここでみなさんのご承認を得られれば、正式にご依頼をしたいと思います。いかがでしょうか?
(拍手)

草刈:
ありがとうございます。

11)活動計画(案)について

安在:
グッドニュース・ジャパンの安在尚人と申します。株式会社ですが、他にもNPO活動もしています。よろしくお願いします。会則と趣意書を中心に準備してきたものですから、活動計画についての準備会メンバーでの話し合いは、柱の部分しかできていません。みなさんにイメージを持って頂くために持ってきたという位置づけです。この通りに考えているというわけではなく、詳しいことは今後検討すると考えています。そういう前提でご説明します。

(略)※活動計画(案)の説明


12)予算(案)について

星野:
環境パートナーシップ会議の星野智子と申します。予算の方は私の方から説明致します。

(略)※予算(案)の説明

草刈:
同じ資料の中に、生物多様性締約国会議に向けたメーリングリスト[CBD2010]の紹介があります。いま立ち上がったCBD市民ネットワーク用のメーリングリストというのは、まだありません。入会される方が増えれば、立ち上げようと思います。


13)意見交換

草刈:
この事業計画と予算は、まだ案であり、みんなで議論していかなくてはなりません。意見を頂ければと思います。

<用語>
・「COP10に向けた」と書かれているが、COP10/MOP5をカバーするという認識でよろしいか?今後もこのセットで表記して頂ければと思う。
  →その認識です。抜け落ちてしまい、すみませんでした。

<提案>
・ジュゴン保護キャンペーンセンターでは、2月にセミナーをする計画があり、2010年の国連生物多様性年に向けたジュゴン保護の促進のための内容です。講師として共同代表の吉田正人さんにご出演いただくこともあり、CBD市民ネットワークとして後援をして頂きたい。また10月に名古屋でコンサートをしたいと思っている。今回スペイン・バルセロナの世界自然保護会議でもコンサートをした。このCBD市民ネットワークの設立を踏まえて、名古屋の市民に積極的にアピールをしたい。ここでも後援をお願いしたい。

<会員特典>
・会費のことはよくわかった。会員として、今後、ワークショップの開催などで協力することになると思う。私たち会員に対して、運営への関わりや、期待することなどをお話し頂ければと思う。また、今現在、会員特典はあるか?
  →会員の特典としては、活動に参加できること。物はない。
  →政策提言において、普段ひとつのNGOでは政府に対して声を届けにくかったが、CBD市民ネットワークとしてまとまることで、ひとつのポジションペーパーとして声を届けることができる。また、政府の主催の会議などに、出席の枠がもらえるということになる。
  →メールマガジンなど、情報をたくさん先に得られるというメリットもある。
  →2月3日に環境省の呼びかけで関係者の情報共有のための円卓会議が立ち上がります。関係省庁、関係都道府県、企業、NGO、研究者等で約30名強のもので、ここへの出席も求められています。出席者の人数は限られていますがオブザーバーからも意見が言えることになっていますので、円卓会議で情報共有を図り、様々なセクターの動きをみなさんにフィードバックしていくこととなると思います。
  →期待していることは、自主的に活動していただくことと、それをさらにほかの人に投げかけて広げてもらうこと。すでにメディアチームなどができる予定です。そんな風に、どんどん自主的に活動して頂くことを期待しています。ただ、必ず作業部会ごとに100万円差し上げますということではありません。

<予算書>
・活動終了までは2年以上あり、最初は15ヵ月、次は12ヵ月なので、予算書の内訳の数字との整合性をとる必要がある。
・助成金は年度を越して使えるのか?2010年度は新しい助成金をもらうのか?
→2009年度の予算案は2010年3月までのものです。地球環境基金は単年度制で2010年3月までのものなので、来年の1月には同じように申請する予定です。

草刈:
このようなことで、活動計画と予算にご承認頂けますでしょうか?
(拍手)
ありがとうございます。

近藤:
運営委員の紹介。


14)議長団解任

原野:
それでは議長を解任します。お疲れさまでした。
(拍手)


15)閉会

原野:
本日の参加者の数は、お金を払っている方は104名です。入会に関しては、改めて生物多様性締約国会議に向けたメーリングリストでご案内します。皆様ぜひ登録をしていただければと思います。受付で、カンパ箱を置いておくので、折りたためるようなものを入れて頂ければと思います。

共同代表の二人に閉会のあいさつを頂きたいと思います。

高山:
なにぶんバタバタと準備をしてきたもので、いろいろ不手際もあったと思いますが、みなさんの温くて賢明なご議論があって立派な総会が完了したと思います。これまでは結構、組織論の議論がありましたが、これで一段落しますので、これからは、活動の内容にきちんと入れます。ぜひ皆さん、それぞれ自主的に活動して頂いて、全体として大きな動きとして進めて行ければと思います。ご協力をよろしくお願い致します。

吉田:
昨年、ドイツで開かれたCOP9に行きまして、高山さんとご一緒にドイツの市民団体からバトンを頂きました。これは大変な会議だと思いました。でも、ここにきたからには逃げられないなと(笑)私も別の立場もあって、いろいろ切り分けるのが難しい部分もあるかなと思いましたけれども、そういった責任もあると思いましたので、共同代表を引き受けさせていただきました。おそらく海外のNGOの人たち、先住民の団体などいろんな参加者があると思いますが、そういった市民が市民の受け皿・ホストになるということになります。それから、日本国内の市民や市民団体の意見を結集するという役割。そして、この団体だけの役割ではございませんけれども、生物多様性という考え方を国民全体に広げていくということ。これはまだまだ十分ではないと思います。そういったことをやっていくのがこのネットワークの役割だと思いますので、ぜひたくさんの方にご参加とご協力を頂ければと思います。どうもありがとうございました。

(終了)

以上、この議事録が正確であることを証します。
2009年2月6日
議    長 草刈 秀紀
       近藤 朗 
議事録署名人 川合千代子
       花輪 伸一

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