- 2009年8月18日 00:16
- CBD/COP10に向けて | articles:記事

今回は遺伝子組み換え作物について学びました。話を聞くまで、"遺伝子組み換え"という言葉は耳にしたことがあっても、自分にとって身近なものだとはあまり思っていませんでした。遺伝子組み換え作物はよくなさそうだとなんとなく思い、「遺伝子組み換えでない」と表示してあると安心するというくらいでした。どのような遺伝子組み換え作物が出回っているかということも知りませんでした。
まず驚いたのは、

日本は非栽培国ではあるのですが、世界最大の輸入国ということでした。遺伝子組み換え作物にはトウモロコシ、大豆、ナタネ、綿があり、主に食用油などに使われているそうです。でも、日本の食品表示では、上位3品目しか表示しなかったり、5%以下の混入なら「遺伝子組み換えではない」という表示が可能だそうです。また、レストランなどでは表示の必要はないとのことでした。つまり遺伝子組み換え作物が混ざっていても分からないのです。
身近なものだと思っていなかったのに、実は自分の周りにあふれている可能性もあることに驚きました。このように、知らず知らずのうちに私達の食生活に入ってきている遺伝子組み換え作物ですが、漠然とよくないと思っていただけで、どういったものかということは知りませんでした。

今回の話を聞いて、遺伝子組み換え作物を気づかないうちに食べているというのは怖いことだと思いました。
遺伝子組み換え作物は大きく分けると2種類あり、除草剤耐性のものと殺虫性作物とのことでした。除草剤耐性作物は除草剤をまいて他の雑草がなくなった中でも育つため、余分に除草剤を使わなくてよいというものです。殺虫性作物も害虫がその植物を食べることによって死ぬため、余分な農薬が必要ないというものです。
一見、使用する農薬が少なくなってよいような気もするのですが、除草剤に耐性を持つスーパー雑草や殺虫性作物を食べても死なない耐性害虫の増加により、農薬の使用量は増加しているとのことでした。アルゼンチンの大豆農家などは遺伝子組み換え大豆を使用する前より2倍以上の農薬を使用しているそうです。また、遺伝子組み換え作物は安全とされてきましたが、残留農薬の影響で人体に影響するという研究もでてきているそうです。他にも、遺伝子組み換え作物の花粉が河川に流入し水生昆虫の成長障害を引き起こしたり、死亡率を高めたりして、生態系へ影響を与える可能性も出てきています。遺伝子組み換え作物を最も摂取しているのは家畜ですが、遺伝子組み換え作物の飼料を用いたブタの繁殖率が低下したり、遺伝子組み換え作物を収穫した後の畑を利用した牧草地では、羊の死亡するということもあるそうです。

このように人間だけでなく様々な生物へ影響を与えている遺伝子組み換え作物ですが、栽培面積が広がっており、世界の大豆の60%を1種類の大豆が占めていたりするそうです。
食べている自分への影響、自然界への影響など遺伝子組み換え作物がもたらすものを多くの人に伝え、知ってもらわなければ、気付かないうちにもっと広がってしまうと思います。まずは遺伝子組み換え作物というものがどういうものか、今回学んだことを周りに伝えていきたいと思います。(なつ)